探し物をしていたら、懐かしい物が出て来たので。
これは’94の秋頃にバンドが発行したニュースレターの1枚目。
2枚目
3枚目
文字が潰れて読み難い箇所があるので抜粋して翻訳。
2枚目の上から「バンドは新作の準備で忙しくしてる。出来れば12月の終わり頃にはレコーディングに入りたい。新作は美しい驚きが一杯詰まっているよ」(※注:これは後にPortal Tapesとして発表された作品のこと。)
’94の春から夏にかけてのUSツアーでキーボードとグロウルを担当してくれていたDanaは今、大学で勉強とギターの練習に励んでいる。彼女から“今回(1994年)のUSツアーで知り合った新しい友達みんなに愛を込めて”とメッセージを預かったよ。
“プレイリスト一覧(最近のものと、ずっと好きな物も含めて)”
Paul
1. My Bloody Valentine “Loveless”
2. Pat Metheny “Secret Story”
3. Seal “Seal”
4. Ozric Tentacles 色々
5. Keith Jarret “Vienna Concert”
Sean Reinert
1. John Coltrane “A Love Supreme”
2. Queen “Best of (邦題 Greatest Hits)”
3. Allan Holdsworth “Hard Hat Area”
4. Level 42 “Staring At The Sun”
5. Wayne Johnson Trio “Spirit Of The Dancer”
Jason
1. Kazumi Watanabe “Killowatt”
2. Return To Forever 色々
3. Brand New Heavies
4. Marvin Gaye “Greatest Hits”
5. Ira Kere “Greatest Hits”
Focusのツアーでのライブビデオと、そのメイキングビデオを集めた物をリリースする計画があるんだ。詳しい事は決まり次第知らせるね。
3枚目の上から
“曲作りについて”
大抵はそれぞれが家で4-trackレコーダーとパソコンに曲のアイデアを書きためておく。それからそのテープを持ち寄って交換し、その曲自体の背景に合わせてそれぞれのパートをリズムとハーモニーの両面から結合して行く。
そして曲のラフな骨組みを作り上げた後は、何度もリハーサルを重ねて手直しを繰り返し、曲全体を組み上げる。
ヴォーカルのアレンジ、間奏、ソロ、イントロにエンディング…ひとつの曲が完成に至るまでには、もの凄く多くの事柄を考慮しなければならないんだ。
“最近の動向”
クリス・クリンゲルがこれからCynicのベースを担当する事になった。クリスは去年(1993年11月~12月)のヨーロッパツアーでもプレイしてくれていたんだ。友好的にバンドを離れたショーン・マローンに心からの別れの挨拶を。そしてアルーナ・エイブラムス、新しいキーボードプレイヤーを紹介します。彼女はポールと共にヴォーカルも担当するんだよ。