彼の音楽的な功績はもう既に多く語られているので、
ここでは個人的な話を少し。
幸運にも何度か直接会える機会があったのですが、いつも笑顔で周りの人を楽しませる、それでいて細かな気配りも上手な人。
2015の来日時には、私の当時小学生だった娘も一緒に会ったのですが、(あらぬ疑いを掛けられない様に)自分からは絶対に彼女に触らない、でも小さな娘の為にさり気なく車道側を歩き店のドアを開けて椅子を勧める、その上英語の分からない娘を笑わせてリラックスさせた完璧な紳士振りに、見てて感心しきり。
本当にきちんとした御家庭で育って、小さな頃からしっかりとした紳士教育を受けた、ちゃんとした人だったんだな…と。
今にして思えば、いつも彼を通してアメリカを見ていた。アメリカの真の美徳や本物の豊かさ、陽気さと鷹揚さと懐の深さを。
そういう事を全て含めて、彼に会えて良かった。そしてこれからもずっと大好きだと言える。
ありがとう、さようなら、Sean Reinert