Morrisound recordings訪問記

’95の9月にタンパのMorrisoundスタジオを見学に行ったので、その時の話などを。


道路から見た入口はこんな感じ


広い建物の外観の一部


内部その1


スタジオ内部その2


スコット・バーンズ氏


バーンズ氏その2


スタジオ横の休憩?コーナー

さてそれで。ジャズ、カントリーからロックまで地元のミュージシャン達から愛されているこのスタジオが、なぜデスメタルシーンのメッカ的存在になったか。

それはここのオーナーのトムとジムのモーリス兄弟の理解と協力の元で、若くてお金の無いバンド達が自由に意欲作を制作出来た、というのが一番の理由だと思う。

その上、若いバンドと同世代で、作りたい音を良く理解してくれているプロデューサー(たまにエンジニアもする=バーンズ氏の事ね)がいるとあっては、逆にこのスタジオを使わない理由が無い位。

そう言えば、CYNICとShawn Malone(当時の名前表記)が初めて会ったのも、このスタジオだったと思う…多分。

オマケの裏話。

Morrisound recordingの休憩コーナーの隅にはスタジオのロゴの入ったTシャツやキーホルダー等のグッズが置いてあって販売中だったのだが、なぜレコーディングスタジオがグッズ展開を始めたかというと、

’80後半から’90年代にかけて、主に欧州から家族と共にフロリダにバカンス旅行にやって来たデスメタル少年達が、Morrisoundスタジオを次々と訪問し、スタジオの記念の品物を欲しがった、というのがその理由だとか。

……ちょいグロな絵柄の読み難いバンドロゴの入った(想像)黒Tシャツを着てふてくされた顔の少年たちが、パパママと一緒にフロリダでバカンス旅行してる様子を想像すると何となくほほえましいです。